院長ブログ
大阪市バス運転手、飲酒事故を報告せず連絡にも応じず 上司が母連れて説得
大阪市交通局は26日、住吉営業所に所属する市バス運転手の男性職員(48)が酒気帯び運転でマイカーを運転し、交通事故を起こしたと発表した。事故は今 月6日に起きたが、職員は上司に報告していなかった。飲酒運転をした職員は、免職または停職とする指針があり、市は近く職員を処分する方針。職員は上司か らの連絡に応じない状態だったが、25日になって上司が職員の母親を連れて自宅を訪問して説得。事故の状況が判明した。
市によると、事故は6日午後2時51分ごろ、同市住之江区内で発生。職員がマイカーを運転中、追突事故を起こした。酒の臭いがしたため、駆けつけた警察官が検査をした結果、基準を超えるアルコール分を検出。道交法違反容疑(酒気帯び運転)で摘発された。
職員はこの事故を上司には報告していなかったが、23日になって、大阪府警住之江署から改めて事情を聴かれたことを受け、隠しきれないと判断。職場の上司に電話で報告した。
だが、その後、上司が連絡を取ろうとしても応じようとしなかったため、上司は職員の母親を連れて自宅を訪問し、事故状況を聞き取り。職員は「当日朝にビール飲んだ。運転中、シートに落ちた荷物を取ろうとして追突した」などと説明したという。
事故当日、職員は休暇中。その後、数日出勤したが、15日から「神経麻痺(まひ)の症状がある」として1カ月間の病気休暇に入っていた。
交通事故:白バイが乗用車に衝突、警官重傷--今治の国道交差点 /愛媛
24日午後1時35分ごろ、今治市旦の国道196号交差点で、横断していた近くの家事手伝い、野村恵美さん(42)運転の乗用車後部の左側に、交通取り締 まりで緊急走行していた県警交通機動隊東予方面隊所属の篠原誠巡査部長(33)運転の白バイ(1300CC)が衝突した。篠原巡査部長が足の骨を折る重 傷、野村さんは頭を切って軽傷を負った。
今治署や同隊によると、現場は見通しの良い信号のない交差点。篠原巡査部長は速度違反車両を追跡して赤色灯を点滅させて緊急走行中、野村さんは買い物に行く途中だった。白バイのブレーキ痕は約10メートルあったという。
バングラデシュ大使館の車が事故=同国大臣や大使ら軽傷―東京
東京都品川区で、駐日バングラデシュ大使館の公用車が交通事故に遭い、乗っていた食糧災害管理省の大臣と臨時代理大使らが軽傷を負っていたことが25日、警視庁大崎署への取材で分かった。同署が詳しい事故原因を調べている。
同署によると、24日午後9時すぎ品川区大崎で、大臣らが乗った公用車が道路脇のオフィスビルを出て右折しようとしたところ、直進してきた40代の男性会社員が運転する乗用車と衝突した。
公用車には4人が乗っており、大臣(61)が頭部を、大使(52)が胸を打つなどし、男性3人が軽傷を負い病院に搬送された。会社員にけがはなかった。
ギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロス監督、交通事故で死去
映画.com ニュース] 「旅芸人の記録」などで知られるギリシャの巨匠、テオ・アンゲロプロス監督が、1月24日(現地時間)、交通事故に遭い死去したと欧州複数メディアが伝えた。76歳だった。
アテネ近くのピレウスで道路横断中にバイクにぶつかり病院に搬送され、その後息を引き取ったという。最新作の撮影中だった。
アンゲロプロス監督は、アテネ大学卒業後フランスに留学。フランス国立高等映画学院で映画製作を学んだ。1970年に初の長編映画を発表。長回しや曇天 時での撮影が特徴で、現代史3部作と呼ばれる、当時の軍事政権を揶揄した「1936年の日々」(72)、ギリシャ神話を基にした長編「旅芸人の記 録」(75)、7人の男たちが過去を回想する幻想的な作品「狩人」(77)の3作品で世界的な評価を得た。
また、ギリシャ現代史を描いた大作「アレクサンダー大王」(80)でベネチア映画祭金獅子賞、詩人と難民の子どもとの交流を描いた「永遠と一日」(98)でカンヌ映画祭パルムドールを受賞している。
20世紀を題材にした新たな3部作の第1部「エレニの旅」のプロモーションで05年に来日しており、第2部で、09年にベルリン映画祭で公開された「第三の翼」の日本公開が決まっている。
休業補償金詐欺容疑、元組長ら逮捕
交通事故で仕事ができなくなったとウソを言って損害保険会社から休業損害補償金およそ130万円をだまし取ったとして、元暴力団組長ら3人が警視庁に逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは元住吉会系暴力団組長の坪井純一容疑者(60)ら3人で、2006年4月、配下の組員(49)が交通事故にあい、自動車関連 会社で仕事ができなくなったと損害保険会社にウソの申告をして、休業損害補償金およそ130万円をだまし取った疑いが持たれています。この組員は自動車関 連会社で働いてはいなかったということです。
この事件では、すでに3人が起訴されていますが、警視庁は坪井容疑者がわざと事故を起こすよう犯行を指示したとみて調べています。(24日15:42)
雪の影響、関東でスリップ事故や転倒相次ぐ
23日夜から24日未明にかけて関東南部を中心に降った雪の影響で、各地でスリップによる交通事故や通行人の転倒などが相次いでいる。
23日夜から24日朝にかけてスリップ事故が関東各地で相次ぎ、神奈川、千葉、埼玉、茨城各県で計1260件の事故があり、150人がケガをした。
24日午前5時半頃、相模原市の中央自動車道上り線で、大型トラックがスリップして横転した。警視庁によると、トラック運転手の男性(39)がケガをした。これにより、中央道上り線は相模湖IC~八王子JCTで通行止めが続いていて、復旧のメドは立っていない。
東京・世田谷区の環状八号線では、24日午前4時過ぎ、タクシーがスリップして電柱に衝突、その直後に別のタクシーも電柱に衝突し、男女2人が軽いケガをした。
また、凍結した路面で転倒するなどして、東京都で少なくとも53人、千葉県で39人、茨城県で20人のケガ人が出ている。
さいたま地裁では、24日午前10時から予定されていた裁判員裁判で、裁判員らの1人が交通機関の乱れによって遅刻し、開始が午後にずれ込んだ。
交通事故:児童46人乗ったバスと衝突、車の2人軽傷 /鹿児島
21日午前10時ごろ、霧島市横川町上ノの県道で、薩摩川内市立可愛(えの)小学校の6年生46人らが乗る大型バスと、鹿児島市吉野町、無職、薗田さおり さん(37)運転の乗用車が正面衝突。薗田さんと息子(8)が頭を打つなどの軽傷を負った。バスの児童6人が体調不良を訴えて病院に運ばれたが、いずれも 外傷はないという。
横川署によると、児童らは22日に宮崎県日南市で開かれる綱引き大会に出場するため移動中だった。現場は片側1車線で、薗田さんからみて見通しの良い緩やかな左カーブ。薗田さんの車が中央線をはみ出したとみて調べている。
来年度から新組織 事故被害者、国が支援 情報窓口、心のケアも
国土交通省は平成24年度から、鉄道や航空機などの公共交通機関の事故被害者や遺族らを支援するための常設組織「公共交通事故被害者等支援室」を設置す る。これまで、大規模な事故の被害者対策は当事者の企業側が担ってきたが、不十分との指摘があり、国が直接的に関わることにした。事故原因を調査する運輸 安全委員会とも連携し、事故直後の安否情報伝達から中長期的な心のケアまでのサポートを目指す。
国交省によると、過去の事故では、加害者でもある企業側が社員を派遣するなどして被害者の対応にあたってきた。しかし、企業によって態勢にばらつきがあるほか、企業側の支援に抵抗感を抱く被害者や遺族がいるなど問題点も少なくなかった。
このため、日航ジャンボ機墜落事故やJR福知山線脱線事故の被害者らから、支援を一元的に担う公的機関の設置を求める声もあがっていた。国交省はこうし た意見を受け、国としての被害者支援のあり方を検討。当初は新規立法での支援を目指したが、時間がかかるため交通安全対策基本法などの既存の法律を活用す ることにした。
新たに設けられる支援室は専従職員と事故が起きた時に参集する兼任職員で構成。職員は事故直後に現場に駆けつけ、消防や警察、病院などからの情報を整理 して被害者家族らに伝える窓口機能を担う。また、事故当事者の企業や関係行政機関、民間支援団体などと遺族らの間にたち、コーディネーター的な役割も果た すという。
ただ、当事者間で最大の問題でもある補償交渉については、民間同士の問題には介入しないとの立場から関与は難しいとしている。
国交省は「カリキュラム作成を含めた職員の育成システムや、人事異動がある中で職員レベルを維持することが課題」としており、今後、具体的な態勢を詰める。規模は調整中だが、数十人態勢になるとみられる。
一方、支援室と連携する運輸安全委員会は23年4月から、事故調査報告書の内容を公表前に知らせるなど、被害者支援の強化に乗り出している。「話を聞けてよかった」と感想を述べる遺族もいたという。
JR福知山線脱線事故で長女を亡くした大阪市城東区の藤崎光子さん(72)は、「これまで頼れるのはJR西日本の担当社員だけだったが、加害企業の社員 には心を開いて話せず、信頼関係が築けない被害者も多かった。本当に遺族のことを考えてくれる組織が必要だと思っていた。(支援室には)被害者の立場に 立った支援を期待したい」と話している。
自動車事故対策機構、JNCAP(自動車アセスメント)の衝突試験を公開
自動車事故対策機構(NASVA)は、茨城県つくば市の日本自動車研究所で、現在市販されている自動車等の安全性能について試験による評価を行う「自動車 アセスメント(JNCAP:Japan New Car Assessment Program)」および、チャイルドシートアセスメントを報道機関向けに公開した。
今回は、これまでのオフセット前面衝突と側面衝突試験に加え、ISO FIX(共通取り付け金具)を使用したチャイルドシートの衝突実験、今年から本試験となった歩行者脚部保護性能試験など、計4種類のテストが公開された。 なお、当日は試験の様子のみが公開され、評価結果については4月25日に改めて発表される。
また、2011年度より乗員および歩行者の交通事故実態を勘案し、自動車の総合安全性能評価をこれまでの1つ星~6つ星から、1つ星~5つ星と得点で評価されることとなった。
「スターレイティング」(☆評価)については、乗員保護性能評価を100点満点、歩行者保護性能評価を100点満点、シートベルトリマインダー評価8点 満点の計208点満点で5段階評価する。110点未満は1つ星、110点以上130点未満は2つ星、130点以上150点未満は3つ星、150点以上 170点未満は4つ星、170点以上を5つ星とする。さらに最高評価となる5つ星の追加条件として、それぞれの衝突試験および歩行者脚部保護試験でレベル 3以上が必要(後面衝突試験は2012年からはレベル4以上が必要)となった。なお、個々の評価については新旧の評価で同じ点数で比較できるとしている。
■オフセット前面衝突試験
最初に行われたのは、運転席と後部座席にダミー人形を乗せ、64km/hで車体前部の40%を障害物を模したアルミハニカムに衝突させるというもの。ダ ミー人形は、以前は成人男性型2体を前席左右に搭載していたが、2009年より1名を助手席側後席に移動し、成人女性型のダミーに変更している。
試験車両には、2011年5月に発売されたトヨタ「プリウスα」を使用した。グレードは「S」で、フロントエアバッグ、サイドエアバッグ、サイドカーテ ンエアバッグを標準装備している。排気量は1,797cc、車両重量は1,450kg。駆動方式は2WD(FF)で、乗車定員は5名。なお、この試験には ハイブリッドカーのプリウスαが使用されたため、感電保護性能試験も行われた。
感電保護性能試験とは、ハイブリッドカーや電気自動車(EV)でのフルラップ衝突試験とオフセット前面衝突試験、側面衝突試験で実施される試験で、衝突 時の「感電保護性能要件」「高電圧バッテリー(RESS)の電解液漏れの有無」「高電圧バッテリー(RESS)の固定状況」に加え、高電圧自動遮断装置が 装着されている場合には、その作動状況も評価される。なお、感電保護性能の評価は2013年までは車室内のみ、2014年以降は車室外でも行われると言 う。感電保護性能試験では、すべての要件に適合した場合はパンフレットに「SAFE」マークが表示されることになる。
評価は、前後席それぞれのダミー人形の頭部、頸部、胸部、腹部(後部座席のみ)、下肢部に受けた衝撃や室内の変形をもとに、乗員保護性能を5段階で評価 するもの。評価には、欧米等の自動車アセスメントで用いられている換算関数を用いて、各部位を4点満点で点数化、各部位の車体変形量0~-1点を足した上 で、事故実態を踏まえた重み係数を掛け合わせ、12満点中6点までをレベル1、それ以上から満点までの間を4等分してレベル2からレベル5の5段階で評価 する。
試験車の加速には試験場の床に設置されたカタパルトを用い、クルマのイグニッションをONにし、ガソリンは入れずにダミー燃料を満タンにした状態で試験 は行われた。衝突の状態は高速度カメラで撮影するため、車両は複数の照明に照らされていた。場内放送でカウントダウンが始まると、カタパルトの音が場内に 響き、大きな衝突音とともにプリウスαがアルミハニカムに激突した。衝突時の速度は64km/hで、車体は一度つんのめるようにリアが持ち上がったあと、 左にはじき返されて静止した。オフセット衝突とはいえ、フロント部分はほぼ原型をとどめないほどに破壊された。
クルマが静止すると、まずボディー下部に油脂類やバッテリー電解液が漏れてないか確認してから、各所の損傷度合いを係員が撮影、記録する。また、トラン クルームを開けて、後部座席下にある高電圧バッテリーがきちんと固定されているかを確認、トランクに設置してある計測機器をPCに接続して、ダミー人形や 車体各所のセンサーからの情報をPCに吸い上げる。なお、高電圧自動遮断装置については、リアフェンダー部に専用のLEDを備え付け、そのLEDが消灯し ていることで自動遮断が正しく行われていることが確認された。
次に、乗員の救出が試みられた。運転席ドアはフロント部分の変形によりスムーズには開かないが、係員が力を入れることで開けることができた。また、車体 の変形によって乗員が挟み込まれていないか、シートベルトの引き込み量なども確認され、乗員を無事に救出できることなども確認された。
■ISO FIXチャイルドシート前面衝突試験
続いて、別棟に移動してISO FIX(共通取り付け金具)チャイルドシートの前面衝突試験が行われた。チャイルドシートは台車に固定され、その台車を55km/hで打ち出すことで、自 動車が前面衝突したときと同様の衝撃を発生させるというもの。試験に使用されたチャイルドシートは、2011年7月に発売された乳児/幼児用タカタ 「taka04-i fix」で、体重18kgまで対応する。
チャイルドシートには、3歳児程度の身長95cm、体重16kgのダミー人形を搭載。そのときのチャイルドシート取り付け部の破損状況や、ダミーの頭部 や胸部に加わる合成加速度、頭部の前方への移動量、ハーネスやシールドなどの拘束によってダミーに与えられる加害性などを計測する。
これらの結果を3段階または2段階で評価し、それに基づく評価を「優」「良」「普通」「推奨せず」の4段階で表す。なお、衝突時の頭部の移動量と衝突によって頭部に生じる合成加速度は、新基準による評価値となっている。
台座にはほかの試験同様にデータ収集用の機材が搭載され、チャイルドシート試験では台座を高圧のエアシリンダーで打ち出して試験を行う。また、ほかのテスト同様、試験は高速度カメラで撮影するために複数の照明に照らされる中で行われた。
なお、写真では見えないが、子どもの頭部にはマーキングがしてあり、衝撃による移動量も分かるようになっ
ていると言う。打ち出した台車が止まると、まず 係員が各部の状態をカメラ撮影して記録を行う。そのあと台車ごとを元の位置に戻して、PCに接続してデータの吸い上げを行い、高速度カメラでの撮影画像を 合わせて評価が行われる。
■歩行者脚部保護性能試験
今回から本試験に追加されたのが、歩行者の脚部を保護する性能をテストする歩行者脚部保護性能試験。バンパー下端の高さが425mm未満のクルマに適用 される。試験車両は、2008年10月に発売されたスズキ「スプラッシュ」。フロントエアバッグとサイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグを標準装備 する。排気量は1,242ccで、車両重量は1,050kg。駆動方式は2WD(FF)、乗車定員は5名となっている。
試験は、大人の男性の脚部を模したダミー「脚部インパクタ FLEX-PLI」を衝撃装置に試験車のバンパーに向けて40km/hで発車し、脚部の各部分での障害値を計測する。このインパクタは日本が主導で開発 し、アメリカのダミーメーカーで生産している。外部に巻かれたカバーで肉部を、インパクタの中にあるグラスファイバーの芯で骨の曲がりを再現していると言 う。この脚部インパクタは現在、国際的な使用が検討されているとのこと。
脚部の障害値を計測する場所は、試験車によって2~6個所と異なっている。評価には、3分割した各試験エリア内でもっとも障害値が高いとい思われる1点 または2点を選定し、試験により得られた障害値を得点化して4点満点中2点までをレベル1、それ以上から満点までの間を3分割してレベル2からレベル4の 4段階で評価する。
この試験は国の基準導入に先駆けて評価を開始したもので、国の基準導入後は試験速度を1割増しの44km/hにすることを検討していると言う。なお、イ ンパクタを脚部だけにし、クルマではなくインパクタをクルマにぶつける方法を採っている理由については、試験の再現性を重視した結果としている。
■側面衝突試験
最後に、ふたたび大型の試験施設に移動して、前面衝突に次いで障害程度の大きな衝突形態とされる側面衝突の試験が行われた。
試験では、運転席側にダミー人形を乗せた静止状態の試験車の運転席側に、乗用車の前部に見立てた一般的な乗用車と同様の堅さを持つアルミハニカムを付け た、950kgの台車を55km/hで衝突させるもの。この台車衝突時に、ダミー人形の頭部、胸部、腹部、腰部に受けた衝撃をもとに、乗員保護性能が5段 階で評価される。
試験車両は、2011年1月に発売されたアウディ「A1」で、グレードは1.4 TFSI スポーツパッケージ。フロントエアバッグ、サイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグを標準装備する。排気量は1,389cc、車両重量は 1,190kg。駆動方式は2WD(FF)、乗車定員は4名。
アルミハニカムを付けた台車は、オフセット前面衝突試験と同様に試験設備床面に設置されたカタパルトで加速し、カウントダウンとともに試験車に衝突。す ると、場内に大きな衝突音が響き、試験車の側面には巨大な凹みができ、試験車は衝撃で大きく動いて停車した。試験車が完全に停止すると、ほかの試験と同 様、係員による記録撮影が始められる。トランクルームには各種計測機器が搭載され、車体やダミー人形の衝撃データなどが記録されている。試験車で計測した 値をPCで解析するのはもちろん、台車でも衝撃などが計測されこちらのデータもPCに吸い上げられ、試験車の各種データとともに解析されると言う。
最後に質疑応答が行われた。自動車アセスメントと国土交通省による認可時の審査を同時に行えないのかという質問が挙がったが、国土交通省での審査は市場 に出る前の試作車によるもので、市販車を使った自動車アセスメントとは性格が違うものであることが説明された。審査では、必要最低限の安全性が確保できる かを試験し、それをクリアできないものは世の中に出してはならないというものに対し、自動車アセスメントではより高いレベルで試験をして安全性能を評価す るものであるため、同時には行えないと言う。
また、すべてのクルマで自動車アセスメントと同様の試験を行えないのかという質問には、「国土交通省の審査ではクルマに条件の厳しい、一番性能のわるい 部分のテストを行うものに対し、自動車アセスメントではユーザーのニーズにマッチするという観点で、世の中の売れ筋で、ユーザーに購入されているクルマを ピックアップしてテストするという目的などが異なるため、一緒にはできない」と解説された。
警官が自転車乗りながら携帯使用=歩行者に接触、交通事故で捜査―警視庁
警視庁原宿署地域課の50代の男性巡査部長が自転車に乗車中に携帯電話を使用し、歩行者の男性と接触事故を起こしていたことが20日、同庁への取材で分かった。男性は「自転車の前輪で右足をひかれた」と話しており、同署などが事故として捜査している。
同庁地域総務課によると、巡査部長は18日午前9時半すぎ、東京都渋谷区神宮前の路上で、交番勤務を終えて原宿署に戻る途中、私物の携帯電話を使って通話しながら自転車を運転。歩いていた男性に接触した。